高山病ってつらいよね

大学院のころ、富士山のてっぺんで研究していたので、それなりに好きです。富士山。
山頂は3376mと日本で一番高く、気圧も638hPaとかなり下がります。(ちなみに平地は1013hPa。数字だけで見ると大きな台風より低くなります。)

気圧が下がると、風船が膨らむように身体の細胞は膨れ、神経や血管を圧迫します。骨のように硬いものは膨らまないので、後頭部など肉と骨の境目になるところで圧迫が起こりやすく、頭痛や吐き気などの症状に繋がります。
この頭痛、辛いです。
急性高山病の大きな理由は、高所にいることで急激な気圧変化に身体が追い付いていないことです。
そのため一番の解決策は「山を下りる」です。

登山中に「頭が痛い」「息が苦しい」「吐き気がする」「ボ~っとする」などの症状がきつければ、無理せずその場で休むか下りることをオススメします。